自分専用の印鑑を手にした思い出

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わたしが初めて自分専用の印鑑を手にしたのはいつのことだったでしょうか。
確か、幼稚園年長の冬だったと思います。
雪が降っていたような記憶があります。

夜、父が仕事から帰ってきて、私に小さい紙袋をくれました。
何も言わずにただポンと渡されたので、何だか分からず、ただ父をボーっと見つめていました。
今思えば、照れ屋であまのじゃくな父らしい渡し方で、そのときのことを時折思い出してはクスクスと笑ってしまいます。
首をかしげながら小さい紙袋を開けてみると、そこにはこげ茶色をした小さい棒が入っていました。
わたしはまだ幼稚園児で、その棒が一体何なのかまったく分からず、しばらくジーっと観察していたのを覚えています。
すると、それまでずっと黙っていた父が、「はんこだ、はんこ。お前の通帳作ってきたから、貯金でもしなさい。」と言って、わたしの頭をなでました。

それは、あとから母に聞いた話ではわたしの小学校入学のお祝いだったそうです。
口数の少ない父ならではのシンプルなプレゼントでした。
お祝いの印鑑をもらったあと、母から印鑑の使い方を習ったわたしは、まるでスタンプ遊びでもしているかのように、朱肉に印鑑を押し付けては広告の裏や自由帳など、紙という紙に印鑑を押して遊びました。

まだ、印鑑の意味など知らなかった時代の話です。
そのときから独身時代中、銀行印として使用し続けた印鑑は、今ではちりめんの印鑑ケースに大事にしまってあります。
結婚して苗字が変わった今となっては、もう使用することのない印鑑になってしまいましたが、あのときのちょっぴり大人になったような気持ちは忘れません。

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